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UXデザインのペーパープロトタイプの講座を受けにいってきました

  1. 1. イベント概要
  2. 2. 参加動機
  3. 3. 講義について
  4. 4. 前半:ペーパープロトタイピングについて
  5. 5. 後半:ペーパープロトタイピング体験
  6. 6. まとめ

昨日、ユーリカ株式会社さんが催行しているUXトライアウト・2時間で学ぶペーパープロトタイプに、前回と同じくブログ書く枠として応募したところ抽選に当たったので参加させていただいたのでそのレポートです。

今回もまた詳細な内容は講義を受けたほうがより正しい内容なはずなので、主には概要と感想です。

イベント概要

UXデザイン会社のユーリカ株式会社さんで定期的に行なわれる「UXトライアウト」と題したコースがあって、基礎知識からUXデザインで行なわれる各行程ごとに2時間のワークショップ。どんなものがあるかはTECH PLAYのユーリカ株式会社|UXデザインで売れるモノづくりを応援しますのイベント・技術情報 - TECH PLAY[テックプレイ]で見ると良いと思います。

ちなみに通常は有料の講義だけどブログ書く枠は抽選枠ですが無料参加で募集しているようです。

参加動機

前回も書いたけど、良いものを作るためのUXデザインの話まで自分としても注力していきたいので。その技術を業務で活かしたいのはもちろんなんだけど、僕は個人開発も行なってるので個人でやる場合は全部を自分でやらなきゃいけない。

実は応募自体は前回のものと同時につづけざまにしたので前回と動機に違いはないものの、UXデザインの具体的な手法として例えばユーザーインタビューとかあるけど、まず個人レベルで手がつけやすそうなのはペーパープロトタイピングかなーと思っての応募。

講義について

前半は、ペーパープロトタイピングってどのようなものか、どうやってやるのか、やるための便利なツール(アプリなど)の紹介という感じ。
後半は実際にワークショップとしてやってみて、レビューしてみて、という感じの大きくは2部構成。

前半:ペーパープロトタイピングについて

まず話として、「へー」と思ったのが「評価」することを前提として作るということ。僕は何かをつくるときそれがWebでも趣味のレザークラフトでも基本的にまずラフスケッチをするんだけど、それは頭にあるものをちょっと具体化する程度のもので書き散らすことが多い。

工程としてそれも必要かもしれないけど、作るときは気分が乗ればガーっとコーディングから始めてしまう。だけどプロトタイプはちゃんと評価する、というのが違うんだなぁと思った。まあその結果が作ってる途中で「あ、これこうだとダメじゃん」とかって手戻りが発生するわけなんだけど。

で、アプリやWebの開発の場合、ペーパープロトタイピングでは全ての画面や動きなどをできるかぎり手書きでOKなので用意して、実際の操作を模して、紙を変えたり乗せたりしてシミュレーションする感じで評価するとのこと。

これは欠点として紹介されてたけど、その紙の差し替えは非常に面倒だという問題。なので例えば写真にとってデジタルツールと組み合わせてやると良いということでツールの紹介があった。

個人的にはここでFigmaの名前があがらなかったのが不思議だったけど、Sketchの名前も出なかったので、実際この講座は初心者向けなために、きっとそういうデザイナー寄りのツールではなくてまず使うための前提知識や技能が要求されないものをオススメしてくれたんだろうと思う。

ちょっと残念だったのは思ったよりこのツールの使いかたや類似ツールの説明などの話のボリュームを減らして、実際のペーパープロトタイピングの具体的なやり方とか気をつけること、守るべきルールとかをもうちょっと教えてほしかったなぁという気がしなくもない。アプリの使いかたはアプリが違えば変わってしまうので。もちろん僕は個人的にFigmaとかでやるだろうなぁ、と思ったという背景もあるけど。

後半:ペーパープロトタイピング体験

そんな説明があった後にじゃあ実際体験してみようということで出たお題は「Instagramを記憶、または想像だけで再現してみよう」というお題。

まず僕が作ったのはこんな感じ

実習

日頃から個人開発とかやるときに画面構成を書いたりしてるのと、業務でも仕様書的なものを見てるのでわりと想像はつきやすかった。

やって思ったのはInstagramはあまり使うほうではないけど、それでも迷うことなく使えている。かといってどこにどのような要素があったかというのは正確に把握してるわけでなく、なんとかそれなりに書けたのも、よくあるUIならここに置くだろうという推測で描いた要素のほうが多かった。

実際に簡易的な取り込みアプリをつかって、操作を模してレビューしてもらったりした。決定とか削除ボタンとか付けわすれた。あとは、何がどこにあるべきか、って思ったよりは難しかった。逆に面白かったのは、自分でちゃんと投稿されたかどうかのモーダルを想像できたり、「ここで多分GETのAPI叩いて、Arrayで返ってくるから」と想像してたのは無意識に発露したサーバーサイドエンジニア目線なんだろうなぁと感じて面白かった。

実際に体験してみるまでは、いきなりSketchとかFigmaとかのツールでやったほうが早くない? と思ったけどそうではなくって、触ることを意識したり、紙の状態でもいいからこれを触ったらこう反応して、というインタラクティブな動きをシミュレートすることで不足を炙りだすのにすごく役に立つと実感した。

なんというか「早く失敗する」というか。最初から最良のアウトプットを出そうとするんじゃなくて手書きでパパーっと描いてシミュレートする、過不足を早い段階で炙りだしてから問題なさそうなら次にもっとしっかりしたものをデジタルで作る、みたいな工程を組んだほうが結果的に早そう。

ただしそれが絶対というわけではなく、同じような画面や同じような部品のものは、手書きだと逆にコンポーネント化して使い回しとかできずにイチイチ書かなきゃいけないからかったるいなーとも思った。だからそういうところ上手く簡略化してやるのが良い落しどころなのかもなぁ。

まとめ

こうしてやってみたらやっぱり重要な工程だった。だけどこれだけやればじゃあUIに関してはバッチリかいうとそうではなく、使う人がどのような層なのかというコンテキストで最適な配置や表現する文言や使う単語、アイコンも変わってくる。だから他のユーザーインタビューやペルソナを想定したり、カスタマージャーニーマップも必要になってくるんだと思う。

2時間ではもちろん時間が足りないのでどうしても「お試し体験」的学習になるけど、それでも今回もなかなか良い学びでした。やっぱり何ごともトライして試して手を動かさないと。他の人はどうかわからないけど、とりあえず手をつける、体験してみる、が僕が僕を活かせる勉強のやりかただと思ってるし、そこを躊躇しないのが僕の強みだと思ってるので。

今回も今や便利ツールがいっぱいあるのに手書きでやることの意義とか効果とかも実感できたので良かった。今も職場で小さいホワイトボードが欠かせないように、デザインだけじゃなくて、シーケンスやら分岐やら、設計もわりと手で描いてみて考えるタイプなので、手書きを活かすアイデアが1つ足されたような感じ。

それと同時に余裕があれば(といってるうちはいつまでたってもそんな日は訪れないんだけど)Figmaとかももっと触っていきたいと思った。

今後もUX系の講座には参加したいと思うものの、今はそれが本業ではないのでいったんはこれくらいにして、紹介された本やUIに関するガイドラインとかをまず読むところからひとつづつ一歩づつ進むことにしよう。粛々と。

UXデザインの基礎知識の講義を受けにいってきました

  1. 1. イベント概要
  2. 2. 参加動機
  3. 3. 講義について
    1. 3.1. UXデザインとは
    2. 3.2. UXをデザインする方法
    3. 3.3. UXデザインの手法の解説
  4. 4. 感想

昨日、ユーリカ株式会社が催行しているUXトライアウト・2時間で学ぶUXデザインの基礎知識にブログ書く枠として参加させていただいたのでそのレポートです。

詳細な内容は講義を受けたほうがより正しい内容なはずなので、主には概要と感想です。

イベント概要

UXデザイン会社のユーリカ株式会社さんで定期的に行なわれる「UXトライアウト」と題したコースがあって、基礎知識からUXデザインで行なわれる各行程ごとに2時間のワークショップ。どんなものがあるかはTECH PLAYのユーリカ株式会社|UXデザインで売れるモノづくりを応援しますのイベント・技術情報 - TECH PLAY[テックプレイ]で見ると良さそう。

ちなみに通常は有料の講義だけどブログ書く枠は抽選枠ですが無料参加で募集しているようです。

参加動機

常々良いものづくりをしたい、と思ってるのは開発者はみんなそうだと思うんだけどじゃあその「良いもの」を狙うにはUXデザインしないとね、と思ってたのが発端。

以前からUXデザインに興味があったけど、聞いたことあるレベルだったりぼんやりなんとなくレベルの知識だったので具体的にどうやるんだろう、ということをまず知りにいきたかった。

先に結論から言えば、「これは、(デジタルアナログ問わず)ものづくりをする人にとって必修でしょ」と思えるぐらい良かった。

講義について

今回の「UXトライアウト・2時間で学ぶUXデザインの基礎知識」というコースは他のコースは基本的にワークショップらしいのだけど、今回に限っては基礎知識なので基本的には座学。

大きくわけて

  • UXデザインとは
  • UXをデザインする方法
  • UXデザインの手法の解説

の3部構成。

UXデザインとは

まず講師の森山さんは強く強く「UI/UX」と良く言われるが、これらは全く別モノで関係がない。ということを強調しておられた。 これには僕も全く同意でそこここで並記されて同一のくくりで語られることはもちろん、混同してる人も多い印象を受けてた。

そもそも「インタフェース」と「エクスペリエンス」は言葉として全く別で、僕個人では混同してるのを見ると「略語の意味すら調べない、自分の使う言葉に無責任で無頓着な人」という印象すら受ける。

つまりUXはエクスペリエンス、ユーザーの体験をデザインすることであって、UIは体験に影響を与えるほんの一要素でしかない。ということ。最初にこれを強調して話されてたのが良かった。以前なんかのセミナーでUI/UXについて語るようなものに参加したこともあるけど、そういう話がなかったので。

常々なんで別モノが並記されてるんだろう、と思っていたけど講師曰く「企業の採用ページなどで「UI/UXデザイナー」と書かれることが多く、そこから一般化してしまった」とのこと。
これにはなるほど、と思った。確かにUIデザインとUXデザインは兼任できるだろう。すべきかどうかは別として。また面白い言い方だとUXデザイナーというのはプロダクトのUXに関する監督だと。

UIはUXを左右するほんの1要素なだけ。

UXをデザインする方法

UXとは要は、

  • いいね! と思う気持ち
  • その気持ちに至るまでの過程
  • その気持ちを動機とする行動

の全て、というのをふまえたうえで「人の気持ちは設計できないけど、過程は設計できる」という言葉が印象的だった。この一言でいろんなものが腑に落ちた。ありがとうございます!

ここではその過程についてどんなものがあるか、という話を受けたんだけどその中でも「期待外れはUX的にマイナスなので期待外れを興さないように適切な予想を与える」というのが印象を受けた。ただ「これ良いよ!」って思わせればいいもんじゃないんだな、と。

で、いろんな方法の1つとしてUIデザインパターンとかガイドラインとかあるけど、それだけだと足りないので、ISO 9241-210(人間中心設計プロセス)とUXデザイン手法の、ユーザー調査、ユーザーモデリング、理想シナリオ、プロトタイピング、UX評価の説明。

UXデザインに関する手法がISOに定められてるのは全く知らなかった。それで良く話に聞くペルソナやらシナリオとかカスタマージャーニーマップとかっていうのはこの行程の中の1つ。

UXデザインの手法の解説

ここは前章で紹介されたUXデザインのプロセスについてあるサンプルにそって、1つづつ説明を受けた。例えば、インタビューはどのようなもので、それから次の行程がこうできてきて、ペルソナ作りに移行して、というような感じ。

簡単なサンプルではあるものの十分にその過程と様子とやりかたの概要は掴めて非常に有意義な説明だった。おお、なるほど、こうやるのね、と具体的にイメージできたような。

で、やっぱりUIデザインは中に出てくる。プロトタイプの作成のところで。だからやっぱりUIはUXに影響を与えるほんの1要素以上ではない、ということ。

感想

前半のUXとUIは別物で、こういうもの。っていう話、UXデザインってこういうこと、みたいな話まではだいたい知識として持っていた。そういう説明をちゃんとされたことが、けっこう自分の中で有意義で、一見持ってる知識を再度説明されるって無駄なように見れるけど、自分の理解の確認、言語されてよりクリアな認識になる、という意味は大きかった。

後半のUXのデザインの技法については、エンジニアとしてプランナーさんとかディレクターさんとかと一緒に仕事しているわけだけど、彼らはちゃんとそこまでやってるのかな、という印象。
正直、会社としてこういうセミナーや講座に授業料払ってでも行かせるべきだろうなあ、と思うし、行かしてくれないなら自分から行くべきだな、とも。エンジニアは進んで勉強するけど、エンジニア以外の職種の人が勉強会とかセミナーとか積極的に行くって話はあまり聞かない。

冒頭でも言ったけど、UXにかかわるならこのあたりまでは必修じゃないかな、と思う。

一方個人的な興味に立ち返ってみれば、StrengthFinder調べで僕の資質に「回復志向」というのがあって、これを自覚してから感じるようになったのが「僕は本来の価値を十全に発揮できない状態が嫌い」らしい。

別の見方では貧乏性というか、もったいないというか。なので「モノ自体はいい」とか、上手く機能してなくて改善する余地がある、とかそんな状態が大嫌いらしい。その価値の最大化する手段としてUXデザイン技法が使えそうだなぁと強く思った。

なにもプロダクトに限ったことじゃなくて例えばチームビルディングに関しても、チームメンバーはみんな良いところあるのに、いろいろやり方が良くなくって価値を最大化できてない、とか。それをUXデザイン技法を用いて良い方向に持っていくことも可能だろう。

あとはゲーム。ゲームってプレイヤーに楽しませるのが目的なんだけど、そこには凄く細かくいろんな心理状態への働きかけがある。ボードゲームとかやると特に顕著で、ジレンマを上手く発生させたり、とかね。

UXにつながる心理状態を作り出すための過程のデザイン、というのはかなり広範囲に応用の効くものだろうだと感じた。

そんなわけでUXデザインの興味と勉強は僕の中でもうちょっとプライオリティ上げてもいいな、と感じた。まだまだエンジニアとしてレベルアップしたいし、エンジニアとしての勉強もやりたいもの全部は難しくて効率的に適切に捨選択していかないといけない状況だけど。

これまでにも書いたけど、デジタルプロダクトだけでなくアナログでもUXデザイン技法は変わらず使えるので、ものづくりに携わる人みんな基礎ぐらいは知って損はないです。
満足度すごく高い講座でした。また別のクラスも是非参加してみたい。