マインドマップ読書感想文 - やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学
最近なぜかインプットが捗っていて、良い本に出会うことが多いのもあってせっかくだからマインドマップで読書感想文を書くことに挑戦してみました。まずは『やり抜く人の9つの習慣コロンビア大学の成功の科学』。習慣というか、目標とかタスクの設定方法、実行、心がまえに関する知見です。
概要
なにか目標を立てて行動をするとき、やり抜くにはどうしたらいいか。やり抜くには9つのベストプラクティス的な目標の立てかた、進めかた、心の持ちかたがある。これらを念頭に目標の実行に上がると飛躍的に達成率があがる、という研究とエッセンスの話。
本を読んだ動機
先頃から、仕事のほうでも目標を立てるフェーズだったり、プライベートでも目標を立てて実行していく、ということにフォーカスしていたのでその一環として読みました。GTDやOKR、目標立案的な本を読んできましたが、効果的にこなしていくためにどうすればいいか、ということが知りたいと思っていたので選びました。
マインドマップ
内容
効果的な方法を9つに絞って紹介していました。それぞれ僕なりに解釈しかいつまんでみました。
目標は明確に立てよう
目標は具体的で評価可能な表現で書こう。また目標の達成によって得られるものをイメージして明確にすること、障害があればなぜ障害なのか、本当に障害なのか見直すこと。
IF-THENルール
もし、○○なら○○する。みたいなルール化すると着実に実行しやすくなる。具体性を帯びさせつつ機械的な処理することで実行率を上げる。
フィードバックとモニタリング
目標を立てたら進捗をモニタリングしてこまめにフィードバックする。その歳ここまでやった、ではなくあとどれくらい残っている、という視点だとさらに良い。
成功を信じる
信じていれば叶う、みたいな非現実的な楽観視ではなく現実的に楽観視をしよう。そこには困難も意識しつつ、それでも今まで達成したこと、克服したことをモチベーションの糧にしていずれ成功できるはずだ、と諦めないことが大事。
成長ゴール
今何ができるかを証明するのをゴールにすえるのではなく、これから何ができるようになるか成長することをゴールにしよう。証明ゴールは未知の事柄に弱く、不安感が目標達成を遠ざけてしまう。成長ゴールであればたとて達成できずともGetBetterで成長はゼロではない、だから完璧を求めず焦らずやっていこう。
やり抜く力
苦手と思うことは思い込みから来ていたり、能力は生まれつきの固定ではなく後天的に努力や経験によって拡張していけるものだと信じること。それでももしダメだったりしてもそれはプランの立てかたや戦略、アプローチが悪かったから改善できる。
意志力の強化
意志力は有限で擦りへって行くものだけど、同時に筋肉のように強化していけるものである。それには小さなことでいいから目標の達成が効果的。
意志力の温存
擦り減る意志力は楽しむことや褒めることで回復もできる。しかしそれより無駄に意志力を使うような状況や誘惑に近寄らず避けることが重要。また困難すぎる目標が複数で達成できなかった場合なども意志力を削ぐから注意しよう。
「○○する」という目標の表現
やめたいことなどを「○○」しないと表現した目標よりも「○○する」と言い替えたほうが心理学的に実行、達成しやすい。
良かったところ
伝えたいことや説明が簡潔ですごくわかりやすかったです。実際1時間かからず読み終えた気がしますが、エッセンスを凝縮したような本で得たものはすごく大きい印象でした。また9つというのも多すぎず、現実的に実践していける数かと思います。
他の目標に関する本やGTD,OKRの知見もふりかえってみて同じようなことだったりしたので信憑性もありそうです。むしろこちらで紹介しているエッセンスが元にそれらが成りたってるのでは、とさえ思いました。
量と内容が本当に過不足ない感じで早速目標に対して実践していこうという気持ちになりました。
残念だったところ
個人的には手放しで賞賛できる本だったため全然ないんですが、人によってはあっさりしすぎと思うかもしれません。
感想
本を読んで、これは非常に有用だけど整理してまとめるアウトプットをしないと実践に上手く落としこめないな、と思うと同時に実践するとで目標達成率が上がる確信を得たような気がしました。
どうまとめようかと考えたときに、以前身につけたマインドマップを思い出し、しばらく使ってなくて錆びつきそうだったことも思い出しました。せっかくなので試しにこれからマインドマップで読書感想文を描いてリハビリしていきます。