エクストリームブロギング - まだお風呂でブログ書いてないの?
これはWrite blog every week アドベントカレンダー 2019、5日目の記事です。
お風呂で……はちょっと言いすぎ感ありますが、要はどこでも書けるポータブルな執筆環境を作ろうという話です。そしてこの記事は実際に6割が電車の中で書かれ、3割はお風呂の中、Macで書いたのは残りの1割の仕上げだけです。
概要
- 大前提:僕はSKKじゃないと日本語打てない!
- ハード的にポータブルな執筆環境用意する
- ソフト的に実用に耐えうる執筆環境を構築する
- エクストリームブロギング実践編
- 持ち運んで書く
- 電車内で書く
- お風呂で書く
動機
僕はブログ書くと1記事に時間がかかってしまうほうです。なので今回は時間を短縮するのではなくスキマ時間を有効活用するアプローチです。つまりポータブルな執筆環境を作って、いつでもどこでもブログを書けることへの挑戦です。
そんな諸氏のためにすでにポメラという代名詞的なポータブル執筆環境があります。ところが僕の場合、SKKという日本語入力じゃないとタイプできない体に調教されてしまっています。SKKによる入力を必須としつつ、実用的なラインを狙います。
参考:
ハード的にポータブルな執筆環境用意する
本体
SKKという縛りがある時点でポメラはアウトです。次いでキーボード拡張に弱いiPadなどのiOS端末もアウトです。
今回試したのはKindle Fire7とFire HD 8です。結論から言えばかなりオススメです。
なんといってもまずその安さ。通常で安いのに比べてサイバーマンデー初め、年に何度もあるタイムセール祭りなども含めるとしょっちゅうセールします。そして7インチ、8インチという丁度いい大きさ。
(奇しくも明日からサイバーマンデーなので上記記金額より安くなるでしょう! 狙い目です!)
実はFire OSはAndroidに被せてあるだけなので、ゴニョゴニョするとGoogle Playのアプリが使えます。GooglePlayの導入はここでは触れませんので各自ググったりして自己責任でお試しください。
ただしスペック的にかなり貧弱なのでゲームとかはキビしそうです。ですが、僕が求めるのは執筆環境であって遊ぶ環境ではない! 逆に好都合です。執筆環境的には十二分にそのコスパを発揮してくれます。
キーボード
接続の楽さとタイプしやすさからBTキーボード一択です。僕はこちらの折りたたみタイプを使っています。
日頃から分割キーボード愛用なので左右別れてるほうが都合がいいし、なにより薄く持ち運びやすいのがイイですね。個人的にはUS配列なのもありがたい。
ソフト的に実用に耐えうる執筆環境を構築する
キーボード操作
Fireを含めAndroidの場合、キーボード用のアプリを入れることでソフト的にCapsLockキーをCtrlキーに変更できます。
SKKもSKK用IMEがあります。SKK for Androidです。ただしこれはGooglePlayになく、有志が配布されているものを使います。これは本当に出来が良く、これだけでSandSも実現できてしまう優れものです。
この時点で今回の目的の8割は達成ですね。
エディタ
MarkdownエディタならAndroid用のものがいくつもあります。中でもオススメはiA Writerです。iA WriterはMarkdownエディタとして十分ですし、エディタ自身でDropbox連携もできるので、書いた文章を手間なく他の環境と動機できます。
他だとMarkorやEpsilon Notesがおすすめです。
Termux経由でEmacsやVimを使う方法もあります。TermuxはAndroidで動くターミナルエミュレータです。実は本当は僕もEmacsの柔軟なキーバインドを使いたかったんですが、packageが上手く読みこまれないので今はまだ使えてません。なんとかしたい。SandSの問題もありますね。
vimも入るらしいですが、僕は試していません。
データの同期
iA Writerの場合はdropbox連携が一番楽です。編集したファイルを同期させればすぐにPCでも編集できます。
その他のエディタの場合は別途FolderSyncなどを使うのが良さそうです。定期的に同期させることができますのでエディタ側に同期機能がなくても安心です。 もちろんケーブルで接続して手動でファイルのやりとりをすることも可能です。
実践
さあこれで環境が整いました。早速持ち運んでいきましょう。
エクストリームLv1カフェに持ち運び
全然余裕です。言うまでもありません。机があるなら何の問題もありません。せっかくなのでどこまで楽に持ち運ぶかにフォーカスしてみましょう。
小さめのカバン
よくあるボディバッグですね。小さめのPCすら入らなくても8インチレベルなら余裕です。僕はボディバッグよりさらに小さく薄いこの鞄を愛用していますが全く問題ありません。
カーゴパンツのポケット
個人的な話で恐縮ですが僕は基本的にいつも太めのカーゴパンツを着用しています。カーゴパンツと言えば太股横のポケットですね。なんということでしょう、7インチFireならスッポリちょうど良い感じに入ります。折り畳みキーボードを入れても楽勝です。
8インチだとパンツによるかな、といった感じ。赤いカバーほうが7インチ、Amazonダンボール風カバーほうが8インチです。8インチでも僕の愛用のサイズであれば問題ないですね。最高!
ユースケース
ここまで気軽に持ち運べるともう手ぶら感覚です。
例えば19時から友人と飲む予定があるとしましょうか、遅れないようちょっと早めの18時半に現地に到着。時間まで近くのカフェに行くとしましょう。そんな時でもサッと出してブログ。
さらに仕事のお昼休み、外食に行くとしましょう。外食の時、席について食事が出てくるまで時間ありますよね? ポケットからサっと出してカタカタ。 このスキマ時間の利用ができるのは強い。
そんな風に手ぶら感覚でいけて、なおかつブログ書けちゃうのは最高だと思わないか? そんな余裕のあるスキマ時間活用生活を送りたくないか? 俺はできてる!
エクストリームLv2電車内
もちろん座れたとき限定です。実際膝の上に設置するとこんな感じ。
この画像は8インチのほう。7インチだと膝頭をキュッと合わせ内股にならないとキビしい。つまり持ち運びのメリットとは逆に7インチより8インチのほうが安定して良い感じ。どちらかを選ぶなら間違いなく8インチ。ちなみに変に目立つとかないです。全然に気にされない。普通にラップトップいじってる人と同じ扱いなんでしょうね。
またまた個人的な話ですが、通勤の帰宅時は始発駅ということもありほぼ毎日20分近くは座れています。場合によっては乗りかえ後さらに20分程度座れます。つまり週に1時間半から2時間程度は確保できるわけです。これは大きいですよ(とはいえ通勤に約1時間かかってるわけで。徒歩通勤とかのほうが良いのは言うまでもないですね)。
立ってたり座っても安定しない状態はさすがに難しいです。そういうときはFireのKindleアプリを開いてインプットに切り変えましょう。Twitterなんて見てる暇はないんだぜ。
エクストリームLv3お風呂の中
最近めっきり寒いですね。あったかいお風呂にゆっくりつかりたいものです。おっと待った。その時間、ブログできますよね?
タブレット用の防水ケースとかありますが、なにも沈めるわけでもなし、タッチもしないのでジップロックで十分でしょう。むしろお風呂に入りながら画面を置くスペースとしての風呂蓋のほうが重要です。
キーボードもビニール袋とかで良いでしょう。まずは小さく初めましょう。
ほらね、簡単でしょ?
体の疲れを取りながらブログする。最高じゃあないですか。究極のスキマ時間利用。
ごめんなさい、ちょっと盛りました。正直万人にはオススメできないです。
ビニール袋、サランラップ、シリコンの防水っぽいキーボードとありますが、どれを選んでも正直キツイです。
- ビニール袋:ガサガサする。それでも一番マシです
- サランラップ:カサカサプラス指にはりつく
- シリコンキーボード:反応がすごい悪い。 ビニールより疲れる。安くてもお金出しちゃダメ。加えてそもそも水がかかっても丸めても大丈夫がウリで、完全防水ではありません。スイッチとかケーブル穴は不安が残ります。お風呂で使える保証もないので良い子はやめておきましょう。久々に残念な製品を買ってしまった
どこか本当に完全防水で打鍵感がそんな悪くないキーボードを出してくれませんかね、ニッチすぎてどこも出しませんね。ブログは万人向けではないですが、お風呂Kindleは良いですよ。電子書籍読むも良し。Amazon Prime Videoで映画やアニメを観るも良し。
おまけ
Kindle Fire 7かFire 8 HDかを選ぶとしたら今なら8ですね。電車の中、膝上でもそこそこイケるのは強いです。立って読書するときはちょっと大きすぎる感ありますが、それもこのバンドをつけたら解消しました。これメッチャいいです。
Tipsとしては僕の使うこのカバーをはじめ、開閉でスリープが連動しないタイプもあります。それでも工夫すれば対応できます。仕組みとしてはスリープは磁力センサーが反応するかどうかなので、蓋側に磁石を仕込みます。こんな感じの小さい磁石が100均にありますので、蓋側に両面テープでつけるだけです。
ちなみにFire 8 HDだとインカメラの右あたりがセンサー位置です。
まとめ
今回Write blog every weekのアドベントカレンダーということで僕の実践してるエクストリームブロギング環境を紹介しました。
みなさんもこれにならってどんどんエクストリームな環境でのブログに挑戦してみてください。僕はせめてお風呂ぐらいはゆっくり入ろうと思います。でもこの記事をお風呂でも書いたのは本当です。