脱毛(除毛)してみた顛末記録

2015年に年が明けてから最初にやってみたのは脱毛(正確に言えば除毛)だった。せっかくなのでその顛末を書き記しておこうと思う。

除毛するに至ったきっかけ

  • 自分の体臭が気になった
    どうやら体臭の1つの原因としては毛に臭い(雑菌)が付着してる為、単純に入浴の習慣のみでは解決しないことがあるそう
  • 新年明けたので
    なんかサッパリキレイにしてみたくなってしまった
  • 単純に興味本位
    脱毛クリームとやらがどの程度の威力なのか、そしてつるつるになった自分はどんな感じになるのか
  • 憎きケツ毛を一網打尽にするため
    大きいほうをしたあと、ケツを拭く。紙に毛が絡まって痛い思いをしてるのは僕だけじゃないはず。彼奴を一毛打尽にしてやりたいが為

いざ

今回使ってみたのはこちらの脱毛クリーム

それなりに評判が良かったのと、ベストセラーだし、あとはビビって敏感肌用にした。僕だって初めての脱毛はそれなりに怖い。それなりに覚悟が要る。

ちなみにクリームの他にヘラが付いてくる。実はこのヘラが重要でクリームで毛のたんぱく質を溶かして毛を弱くさせたところをヘラでこそげ取る、というのが脱毛クリームの仕組みらしい。

まず試しがてら腕に塗ってみる。普通のクリームだ。よしじゃあ腋から行ってみましょう。満遍なく、それでいてとたっぷりと。腋よーし。ついでに脛もいっちゃおう。もともと腕も脛もかなり薄いほうだし、冬だし、いけるところは全部行ってしまおう。

毒を食らわば皿まで。股間も行ってみようじゃないか。いざ新天地。クリームの白一色になるように満遍なく。過不足なく。そして最後に鬼門、いや菊門。正確に言えばその周り。実はここは今回の裏のターゲット。しかし同時に前情報によれば門に塗ってしまうとめっちゃしみるらしい強敵。あらかじめマッサージとか保湿に使ってるホホバオイルで門をガード。この閂はちょっとやそっとじゃ外れまい。そして慎重に門周辺を攻める。

そうして黒い部分がクリームで白く塗られた僕の体が完成。ここから長くて10分ほど待つとのこと。きっとクリームが毛のタンパク質を分解する時間なんだろう。せっかくなので規定の時間より長く15分ほど待ってみる。しかしながら暇だ。しかも後ろの扉を閉めるとクリームが予期しない広がりを見せそうなのでガニ股待機だ。全裸でガニ股で15分だ。なんの苦行だろう。なんのプレイなんだろう。剃毛プレイだ。一人だけど。

そして頃合いを見て風呂の洗い場にて付属のヘラでこそいでみる。まずは腕。お、毛が取れるね。ただもともと腕毛はかなり薄いのでよくわからない。続いて脛。おお、取れる取れる。腋行ってみよう。おわっ、ごっそり取れる、こいつは爽快だ。そして股間。ごりごり取れる。袋の表面積を増やす機構が難敵ではあるけど丁寧に行けば取れるごっそり行ける。

そしてラスボスの魔界の扉。まず視認できない位置にあるのがそもそも難題。結局僕はギニュー隊長のキメポーズをチョイス。が、怖い。ミスして門に少しクリームの付着したヘラをヒットさせてしまう恐怖。ムドを唱えたらマカラカーンかかってました的な。結局ビビって攻めきれず終了。くっ、ガッツが足りない。

そしてぬるま湯で流す。あはは、ワキがつるつるじゃないか。股間はというと、なんていうか幼くなった。モノは幼なくないはずなのに幼く見える。違和感と正体不明の恥ずかしさが湧きあがるような。少しだけそういうプレイや趣味の深淵を覗いた気分だ。そして後門様はといえば、少し攻めきれない部分もあるが悪くない感じだ。ケルベロスの首、2本は落としてやった、的な。

結果

体臭について

結局体臭はあまり変化ないようだった。僕の場合、腋毛が臭くなってたわけじゃないらしい。残念。まぁそれが分かっただけでも良いか。

サッパリ加減

見た目にはかなりサッパリ。しかし3日目ぐらいからチクチクした痒みが発生。これはクリームでも起こるもんなんだと初めて知った。ちなみに敏感肌用を使用したからかクリームによる肌荒れなどは今回は感じなかった。そして当時、共同浴場を利用する日々だったので誰かがいて変な目で見られないかという心配が。そんなことも考えずにやってしまったのが2015年も僕は成長してない証。でも興味本位でやって結果を体感した知識欲の充足感は上々。

ケツ毛

苦戦した相手だったがその甲斐あって、拭いたときに紙が絡まり痛みとやり場のない怒りを感じることがなくなった。ちなみに残ったケルベロスの最後の首は後日に以前から所持してたアタッチメント付け替え式バリカンで刈りとった。

実はこいつは僕が旅にも持っていった万能選手で、豊富なアタッチメントと防水性能でなんでもござれだ。「For Hair For Face」と書いてあるが気にしてはならない。太刀がなければ脇差で戦わなければならない時も侍にはあるのだ。 ### 後日の感想 やって良かったかどうかと言えば良かった。こういうもんだと知れたのとやはりケツ毛が絡まない生活は快適だ。体臭は服に付いてる要素のほうが大きいっぽいということが分かったし、そもそも気にしすぎな気もする。いや、そうであってほしい。

ちなみに2ヶ月もすると腋も股間もすっかり生えそろった。初回以後、ケツ毛に関してはバリカンで攻めている。ちょいと痛いが門がクリーム責めになってしまう恐怖には替え難い。それと暇なとき、行儀の悪い場所に出てくる股間の毛はクリームで攻めている。自己満足だが。

最後に、これを読んだ男性諸君も一度試してみることをオススメしたい。世の女性が何世代にも渡って毛と対峙してきた歴史の一部を垣間見ると夏場のふとした拍子に見える黒い点を見てもアルカイックスマイルでいられるようになるだろう。

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