骨太原始採集狩猟生活 Farcry Primal レビュー

Farcry Primalを発売日に買ってストーリーを一通りクリアしたのでレビューしていきましょか。ちなみにこれまでのFarcryシリーズは未プレイ。原始時代、ウィンジャ族の戦士タカールとなって部族を守りながら逞しく生きていくアクションゲーム

どんなゲーム?

一言で言えば

原始時代を舞台とした採集狩猟生活FPS。ただし、遠距離武器は弓、槍、棍棒、ナイフ、石や爆弾などの投合武器、という感じなのでFPS(1)というよりはFPA(2)な感じ。ともかく、原始時代で、動物を狩ったり、手なずけたり、命令したり、乗ったり、敵対他部族を狩ったり、ステルスしたり、自分達の部族を集めたり、小屋を建てて発展させたり、そんな感じ。

1) First Person's view Shooting - 一人称視点シューティングの略。
2) First Person's view Action - 一人称視点アクション。ただし通例的にFPAもFPSと呼称されることが多い。

狩猟採集生活と育て要素

狩るか狩られるか

狩るか狩られるか

最初はとにかく主人公のタカールさんのスキルも低いので、攻撃的な野生動物が怖い。特に夜になると増える類いの獣とか。新しい素材を得るにも、遠くに恐る恐る散策しに行く恐怖、途中夜になったらイヤだなーとか思う。生息する獣がわからない状態でつっこむとうっかりライオンに出くわしたりして、狩られるハメになる。自然は厳しい

ビーストマスタという動物を手なづけるスキルを手に入れて、大型捕食動物すらも従えるようになると、ちょっとやそっとの獣なんかは撃退してくれる。かなり頼もしい。回復に肉をあげたり、撫でたりできる。動物に寄っては騎乗できるのもいる。自然はカワイイ

アップグレード要素と狩猟採集

大まかな流れは、行動範囲を広げた先で新たな住民を拠点に連れてくる、武器の作り方やスキルを教えてもらう、ポイントや素材が足りないから狩りや採集に行く、拠点に家を作ってあげたい、素材が足りないから狩りや採集に行く、次第に強くなる。そんなサイクルの生活。

スキルの取得はどれも良い感じに悩ましく、素材がゲットしやすくなるものもあれば、戦闘を優位しやすくするもの、武器の制作を助けるものなど、どれから取得すべきか楽しい悩み。それも比較的上りやすいレベルと、数多くのサブクエストで、意外にもスキルポイントのためにポイントを稼ぐ作業感はほぼない。やってれば自然と強くなる。

素材に関しても、自然には潤沢にある。たまに採集できる希少な素材もそこまで大変じゃなく、広く行動して、ついでに採集していけば、作業感なく収集できる。動物由来の素材も生息地さえ特定して、ちゃんと狩りに行けばちゃんと採れるバランス。希少種を狙うときは探して、逃げられないようにして狩る、ちゃんと狩り感もある。自然は楽しい

戦闘の醍醐味

弓で狙う

敵は動物だけじゃなく、むしろ主となるのは他部族。こいつらは群れで動くし賢い。うかつに攻めようとすると、一斉に襲ってくるうえ、仲間も呼ぶ。タカールさんボコボコである。とは言うものの、近接武器(槍・棍棒)でもヘッドショット可能だし、わりとタカールさんは強いので力でゴリ押しもできなくない。最悪ヤバくなったら全力ダッシュで逃走すればOK。

フクロウさん

しかし、戦闘の本当の楽しみはそんな原始時代力押しボコボコバトルじゃない。タカールさんはハンターである。気付かれずに狩る、殺る。遠くから弓で。後ろから忍び寄って。死体が見つかると警戒されるのでしっかり隠す。フクロウさんが強化されていれば、フクロウアタックもかなり頼れる。やっかりな見張りを先に仕留める。誰にも気付かれることなく敵部族の拠点を制圧すると達成感で脳汁出る。ちなみにかなり大きい経験値ポイントもステルスボーナスで出る。これはたまらない。

背後を狙う

ステルスの楽しさを見い出すとゲームは一変する。正統派ステルスアクションになる。草木に隠れて、機会を伺って、しゃがみ歩きでそろりそろり。そうして背後に忍びより、一人、また一人と敵を消していく。ウィンジャ族はニンジャ族なんじゃないかってくらい、ステルスアクション。スキルアップグレードでテイクダウンからナイフで次の奴を連鎖的に殺れるようになったりするのもまた良い感じである。ウィンジャはニンジャ

楽しいウホウホ仲間

楽しい仲間

ウィンジャ族の仲間達はわりと強烈なヤツばっかり。原始時代なのでカタコトでギリギリ言葉でのコミュニケーションが取れるけど、基本みんな自分だけの論理で動いている。というか論理もクソもないような。なのでストーリーなんてあってないようなもんである。でもそれでいい。仲間でワイワイウホウホやってるのを横目にタカールさんは今日も狩りへ出かけるのである。

ウルキカワイイ

個人的には思想家ウルキが好き。彼はバカバカしいことを思いついては実戦しようとする。空を飛びたいから鳥の羽を集めてほしいとか言ってくる。ウルキ、それは無理や。だが彼のようなヤツが居るから人は新たな道具を作り出し、生活を変えてきたんじゃないか、と思う。バカだけど。つぶらな目がカワイイ。そんな憎めないヤツ、ウルキ。ウルキはカワイイ

感想

テンポが良くてバランスが良い

まず感じたのがテンポいいなーって感じ。拠点があって、ファストトラベルも各所にあって移動に関してのストレスも少ない、メインのミッションの進め方もわかりやすいし、サブクエストも豊富だけどほど良いボリュームで寄り道しすぎになりにくい作り。よくあるオープンワールドではこのへんが移動が面倒だったり、サブクエストのボリュームがありすぎて、やってるうちにメインがわからなくなる、とかだけどそれがない。ボチボチ狩猟して、採集して、拠点をアップグレードして、サブクエストこなして、良い頃合いでメインストーリーを進める、そんなサイクルが凄くバランスが良く作られてるな、という感じ。

スキルのアップグレードもレベルはサクサク上がる。これと言って経験値稼ぎなんてしなくても、サブクエストやったり、拠点をアップグレードしたり、敵拠点を奪取したりすればポイントには困らない。かと言って余るほどでもない。このバランスが良い感じ。

全体を通して良い出来でした

ロード時間短いのが良いね。オープンワールドゲームにありがちなのが自由度の高さと広大なマップ、作り込みでロードが長いものが多かったり。ましてやうかつに落下死とかしやすいゲームだと毎度のロードがストレスなんだけど、そういったことがないのが良いよね。ねぇ、ゲラルトさん。

ボリュームは、ストーリーだけクリアするなら少し物足りないかもしれないけど、逆に長すぎたりして途中で中断するとどう進んでたのかわからなくなっちゃうようなミッションがなくてちょこちょこ進める社会人ゲーマーにはちょうど良かった。

前述のとおり、伝わりにくい部分で良いバランスで丁寧に作られた感じがするのが好印象。ストーリーがやや不評らしいけど、そもそも原始時代だし。ここはウホウホ言いながら動物を愛でて、狩りをして、楽しめば良いと思うんだ。

楽しかったです、ごちそう様でした。